フトアゴの温度管理を完全解説|適温・夜間温度・失敗例まとめ

フトアゴヒゲトカゲの飼育で最も重要なのが「温度管理」です。

ただ、フトアゴヒゲトカゲの温度管理でよくあるのが、

「何度のすればいいのかわからない」
「どこにライト置くべき?」
「温度差ってどう作るの?」

と悩む方も多いと思います。

この記事では、実際のレイアウトをもとに分かりやすく温度管理について解説します。


温度管理の全体イメージ

フトアゴ レイアウト 温度不足 温度管理

上の図のように、ケージ内には温度の違うエリアを作ることが重要です。

なぜかというと、フトアゴヒゲトカゲは自分で体温調整をするため、自分で選べる「温度差(グラデーション)」が最も重要となります。

全体の温度勾配としては、日中は約25℃~約40℃が目安となり、結構な温度差が必要となるため、機材の配置などを工夫する必要があります。

👉 この温度環境をそのまま再現したい人へ
👉 →フトアゴ飼育用品まとめ


実際のレイアウト(リアルな配置)


我が家ではこのように、ケージの右側にバスキングスポット、左側にクールゾーンを作っています。この環境で実際に飼育し、安定して飼育できています!

ちなみにこの配置にしてから、食欲も排泄もかなり安定し、元気に動きまわるようになっています!

👉 この温度環境をそのまま再現したい人へ
👉 →機材セットまとめ

実はこの温度管理にたどり着く前にレイアウトで失敗しています。
レイアウト失敗例も以下にまとめていますので、同じ失敗をしないように確認してみてください。
👉 →レイアウト失敗例


温度の基本設定

バスキングスポット

約35〜40℃
→ 体を温めるための場所

バスキングスポットの用途
  • 流木トップのバスキングスポット
    →がっつり体を温めたいときに使用
  • スレート板のバスキングスポット
    →お腹を温めたい時やちょっと体温を上げたい時に使用

うちの場合は、流木トップをメインのバスキングスポット、右手前にお腹を温めるスレート板のサブバスキングスポットの2か所を作っています。

朝一などがっつり体を温めたい時は流木トップ、ご飯後の消化を助けるためスレート板のスポットなど、フトアゴの気分や体調に合わせてフトアゴ自身が自分で好きな場所を選べるようにしています。

また蛍光灯タイプのUVBライトを流木に重なるように配置することで、体を温めながらUVBを浴びることができるようにしています。

▼ バスキング温度が低すぎるとどうなるか(超重要)

バスキングスポットの温度が十分ではない場合、フトアゴが体調不良になる可能性が非常に高いです。

  • 体温が上がらず、消化不良を引き起こす
  • 消化不良により、食欲が上がらず食べない
  • じっとして動かない

フトアゴは変温動物であるため、外部からの温度によって体温調整をしています。

多少暑いくらいならフトアゴも場所を移動し、少し涼しい部分で生活するので問題はないですが、温度自体が足りていない場合、特にバスキングスポット温度が足りていないと、すぐに目に見えて体調を崩したりします。

フトアゴは多少の温度のズレは大丈夫なものの、意外と温度に敏感であり、特に温度不足は体調に直結することがあるので、必ず温度確認をするようにしてください。


中間ゾーン

約28〜32℃
→ 普段過ごすエリア

普段はこの中間ゾーンにいることが多いです。

ここからケージから外を覗いてみたり、寝転んでだらっとしたりとだいぶリラックスしている姿がかわいいですよ!


クールゾーン

約25〜28℃
→ 体温を下げる場所

フトアゴが暑いなと感じたときに逃げる場所、ゆっくりする場所としてクールゾーンを作っています。

バスキング後などの十分に体が温まった時に行ったりしています。
温度も日中で最低でも25℃くらいをキープしているので、少し涼みたいなとフトアゴが思ったときに自分で移動してクールダウンできることが重要です!

ちなみにうちでは、ここに水入れと餌入れを置くようにしており、ごはんはここで食べています。

この「温度差」がとても重要で、フトアゴが好きなときに好きな場所を選べることで、健康に育ってくれますよ!


ライトの設置位置

うちのライトの配置は以下のとおりです。

  • バスキングライト→右上から照らす
  • UVBライト→ケージ内部に横向き設置

写真のとおり、バスキングスポットは流木トップがメインとなっており、流木に乗ってバスキングすることが多いため、UVBライトも流木になるべく並行になるように設置しています。

ここでは、

👉 光と温度をセットで考えるのがポイントです。

バスキングライトは基本ケージの片方を照らすようにすると温度勾配をつけやすく、また集中的にバスキングできる場所も確保しやすいのでおすすめです。

合わせてUVB照射することで、自然の太陽光を浴びているような状況の作ることができるため、一緒に設置することも大事になります。


温度計の設置位置

温度計の設置場所は以下の2箇所としています。

  • 左側(クールゾーン)
  • 右側(バスキング付近)

温度はバスキングスポットとクールゾーンの状況を把握するため、それぞれの2か所で測ることで温度差を把握できます。

なぜ1箇所ではないのかというと、

👉 温度を測るには設置後時間待つ必要がある

ということが起因しています。

もし温度計ひとつで2箇所の温度を測りたいとなった場合、温度計の場所を移動することになると思います。
移動してからしばらく待たないと正確に温度を測定できないできないので、すぐに温度勾配が作れているか確認できないからです。

ケージ全体でちゃんと温度勾配(高い:40℃くらい→低い:25℃くらい)がつけられているかどうかを日ごろから確認できるようにしましょう!


温度管理のポイント(重要)

まず意識しておきたいポイントは以下となります。

  • ケージ内に温度差を作る
  • バスキングライトは片側に寄せる
  • 温度計は2か所に設置する

この3つを守れば大きな失敗は防げます。

機材の設置方法で、かなりケージ内温度のバランスが変わってきます。

温度勾配を作るためのバスキングライトとUVBライトの設置では、以下を意識する必要があります。

  • バスキングライトは片側に寄せ、逆サイドにバスキングライトが届かないように配置する
  • バスキングサイトとUVBライトがお互いに干渉しない場所に設置

うちの機材配置でいくと、UVBライトが蛍光灯であり且つケージ内部設置にしているため、ライトを同じ位置から照らすとUVBライト機材に被ってしまい、影ができてしまいます。

なのでバスキングライトのワット数を強めにし、斜めから照射することで、干渉を防いでいます。


実際に使用している機材

機材選びによって温度の安定性が大きく変わります。うちでは上記を使用してとても元気に成長していますので、何にするか迷ったときは以下レイアウト成功例と実際に使用している機器まとめを参考にしてください!


よくある失敗

  • 温度勾配が作れておらず、温度が均一になっている
  • バスキングスポットの温度が低い
  • 温度計がひとつしかない

これらはフトアゴの体調不良の原因になります。温度勾配を作り、しっかりとバスキングできる場所を作ってあげるだけではなく、常日頃から温度を確認し、必要に応じて微調整してあげることが必要です。

ケージ内温度は、ケージを設置している室温でもかなり変わってきます。

特に季節の変わり目などは、同じ設置位置でも温度がかなり変わることがあるため、ケージ内温度の確認はとても重要になってきます。

ちなみに私がやってしまっていた実際のレイアウト失敗例はこちらで解説しています。


まとめ

フトアゴの温度管理は「配置」がすべてです。

  • 左右のどちらかに寄せてバスキングとクールゾーンを設置
  • 温度勾配(左右の温度差)をしっかり作る
  • 実際に測定した数値で管理する
  • 日々温度確認をすることで、日々微調整する

この環境を作ることで、フトアゴは自分で体温調整できるようになります。

各用品の選び方については以下にまとめていますので、参考にしてみてください。


構成に迷ったら

フトアゴ飼育の構成に迷ったらこの構成で安心して飼育できますので、参考にしてみてください。

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